こんにちは、がーさらです。
今回のテーマは、
ギタリスト・ベーシストであれば誰もが知っている
世界に誇るBOSSエフェクター。
…ではなく、今回はその純正ACアダプターがテーマです。
以前数名で集まって音沼遊びをしていた際、まさかと思い試してみたところ、このACアダプター単体で音質をコントロールする方法を見つけました!
そして僕はこの方法を他で聞いたことがありません!
きっと知らない方が多いと思うので、このACアダプターをお持ちの方は一緒に試しながら細かな音の違いを体感してみてください!
今回はエフェクターのセッティングを追い込みたい方が、現場でいざというときの選択肢のひとつとして知っておくと役立つ(かもしれない)音沼知識です。
BOSSのACアダプターってこんなの
![](https://guitarnutsdesign.com/wp-content/uploads/2021/06/DSC1117-1024x683.jpg)
BOSSから出てる、PSA-100(S)という歴史ある商品です。
皆さんご存知のBOSSエフェクターシリーズ純正にしてDC9Vセンターマイナス500mA出力という、極めてシンプルな製品です。
BOSSのマルチエフェクターやプログラマブルスイッチャー等を買ったら付いてきた、という方も多いんじゃないでしょうか。
このACアダプターといえば
ケーブルの途中で「膨らんでいる黒い物体」(名前ないんですかね?)と、
その先についているひらひらした「タグ」が特徴的ですよね。
![](https://guitarnutsdesign.com/wp-content/uploads/2021/06/DSC1120-1024x683.jpg)
今回の音沼の正体は、
この「タグ」です。
「タグ」で音質コントロール!?
新品のACアダプターは、タグ内側の粘着がしっかりしているのでこの「タグ」は動きませんが、
しばらく使っていると粘着力が弱まり、「タグ」がケーブル上で動かせるようになります。
この動かせる状態になっていれば誰でも簡単に今回の方法が試せます!
このACアダプターでエフェクターを駆動させている時に
「タグ」を
DCプラグ側にしたとき と、
膨らんでる黒い物体側にしたとき とで
音質が変わります!!
具体的には、これでトーンを微調整することができます!
タグをDCプラグ側にした時は
素のトーン全開のような音がしますが、
タグを黒い物体側にした時は
トーンをやや絞ったようにプレゼンス帯域がやや抑えられるため、結果として音の重心を下げられます。
音の変化としてはほんの僅かではありますが、音作りを追いきれない場合で “あともう一歩!” というところで試してみると重宝するかもしれません。
そのため、ほんの一例ですが…
お持ちのエフェクターで
「音の質感は概ね満足はしてるけど、トーンがほしいところにあと少し効いてくれない」
または、
「歪のキャラ的にアンプのプレゼンスは変えたくないけど、少しプレゼンス帯域を抑えて音の重心を下げたい」
という場合など。
毎現場シールドなどの機材をいくつも持ち込んで微調整してられない!という方には、
ぜひ手軽にサッとコントロールできるこの方法を試してみてほしいです!
もちろん自分の出音に妥協をしたくない方は積極的にこの方法を使ってみてくださいね!
活用のしかたは人それぞれ
ギタリストやベーシストの方はこだわりの強い方がたくさんいます。
![](https://guitarnutsdesign.com/wp-content/uploads/2021/06/music_heavy_metal_guitarist.png)
誰もが使っているものだからこそ自分だけのこだわりポイントとして、
または緊急時の対処法のひとつとして、この記事が参考になればと思います。
最近ではコロナ禍のため宅録するミュージシャンも増えているので、レコーディングというシビアな環境ではこの音沼知識がより活用できるのではないでしょうか。
今回の音沼知識を「知らなかった!」「ためになった!」という方は、ぜひ記事に関するツイートやシェアをしてくださると嬉しいです!
それではまた次の沼でお会いしましょう〜^^
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